フランス・スペイン巡礼〜走る旅

フランスからスペイン・サンティアゴまでの巡礼記

城壁に囲まれた街・mansilla

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青空の下

血尿の回復を願いながら

ゆっくり走り、歩きました。

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昼前に、早めの休憩。

このカフェで、気持ちよく声をかけてくれたイタリア人🇮🇹ご夫妻。

 

私が、後から追い抜くとき。

インタビューみたいに動画を撮ってもらいました。

何となく足が止まらず、アドレス交換もせずに先へ。Ciao Ciao!

 

もう少しゆっくりした旅でもいいのでは?

と後で思う^_^

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日本人の方と、ゆっくり話したのは3人目。

世界各地を旅する野尻さん。

スペイン語は、自然に覚えられた様子で

本にはない表現、言葉を使われていました。

さすが旅人、野尻さん^_^

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広大な麦畑にあった巨大散水機?農薬噴霧器?

長さ50m以上に見えました。

映画『風の谷のナウシカ』に出てくる巨神兵が思い浮かびました。

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Sahagunから、3.7km地点の分岐。

右側の古道を行く予定でしたが、分岐に気付かず、左側の車道にそった道へ。

約30kmひたすら真っ直ぐな道です。

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城壁に囲まれた街

mansilla

城壁は、今でも一部残っています。

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Iglesia de mansilla 

教会です。

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albelge'Gaia''

ご主人、奥さん、娘さん、多くは語らないけど、随所にさりげない気遣いが、伝わってきました。

 

宿の入り口近くのソファでくつろいでいた奥さん。

私が部屋に入ろうとしたところ。

さっと立ち上がり、部屋の灯りをパッとつけてくれた瞬間が記憶に残っています。

 

そんなに機敏そうには見えかったのに^_^

ほんのささいなことだけど…嬉しかった。

 

ご主人から、四国のお遍路さんの話が出たのは、初めてでした。

少し勉強しておけば、良かったと後で思います。

 

翌朝、宿を出るときには…

感謝の思いか、別れの寂しさか

歩きながら、涙が。

 

一期一会

Gracias por todo ”Gaia”

 

 

天使が、現れた!Angel se le aparecio!

 

ミゲルに、先に休むことを伝え、次の街へ向かう彼を見送った。

 

血尿のことは、すっかり忘れていた。 

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どこまでも抜けるような青空。

綿菓子のような白い雲が、浮かんでいた。

 

ミゲルと出会ってから、走った17㎞。

夢中で走れたせいか、普段以上の爽快感。

 

 

ゆっくり休もう。

宿を決めよう。

 

目の前に、二軒のアルベルゲ(巡礼者用の宿)が見えるが、何となくどちらにも決められないでいた。

 

よく見ると…

右側にある店も、アルベルゲだった。

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ここだ!と何となく思った。

 

右側にあったレストラン入口から声をかけると、メガネをかけた30代前後の女性が出てきた。

 

見た目は、オフィスでパソコンに向かっている姿が似合いそう。

でも、どこか奥の方から出る優しい笛のような声で、宿の説明を受けた。

 

どこから、声を出しているのだろう?

 

今まで。

宿の人に、自己紹介されることなどなかったが、彼女は私に自己紹介してきた。

 

Soy Nuria.

ヌリアです。

 

北斗の拳』に出てきそうな名前だ。

 

ますます気になる。

 

宿の中も…

 

大理石の階段。

適度に置いてある調度品もセンスがいい。

シャワールームも、ちょっと高級なホテルのよう。

 

こうなってくると、何もかも良く見える。

 

居室は、アルベルゲなので、2段ベッドだが、フワフワのタオルが置いてあった。

 

人として、大切にされている。と思った。

物質的にも、雰囲気までも。

 

もちろん、他のアルベルゲでも、親切にしていただいた。

 

でも、大切にしてくれてると感じたとき。

こんなに嬉しいものなんだと改めて思った。

 

アルベルゲ(巡礼者用の宿)は、最低限泊まれる宿というイメージが強かった。

本当に、泊まるだけという宿もあったが、多くのアルベルゲでは、宿の方の心意気が感じられ、チェックアウト後に涙が出るときもあった。

 

でも、このアルベルゲでは、いちいち感動させられた。

 

アルベルゲでは、もっとも高い一泊15€。

連泊したくなる雰囲気、空気感のある宿だった。

 

アルベルゲの名前は、分からないが、店の名前は…

 

Los canarios

una cama 15€ (cena +10€)

 

夕食は、オプションで10€。

前菜、メイン、デザート、ワイン。

どれも、手のかかった美味しい料理でした。

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夕食時。

たまたま相席となった

ドイツ人のご夫妻。

お互いに英語は得意でないが、お互いに写真を見せ合って、楽しい時間を過ごしました。

 

他にも、入口で話したドイツ人カップル、相部屋となったドイツ人の女性2人など。

すべての体験が、鮮明に思い出せる。

 

私の体調、気分が良かったからか?

ヌリアが作り出した雰囲気、空気感なのか?

 

20日間の旅で

鮮明に記憶の残る1日となった。

 

 

これだけ話していながら

天使『ヌリア』の写真は…

ありません。

 

私も、残念です^_^

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

巡礼ランナー・ミゲルの教え

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朝から、快晴。

宿を出るときには、上着を着ないと、寒いくらい。

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朝陽を背に、パチリ。

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運河沿いの道で、ジブリ映画を思い出す。

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サンティアゴまで463㎞。

薄くなったけど、まだ血尿が出ていたので、Carrionで泊まるつもりで歩いていると…

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後ろから、巡礼ランナーのミゲルが現れる。

サンティアゴ巡礼路を走る人に出会ったのは2人目。

 

99%の方が歩くサンティアゴ巡礼路。

ランナーに会うだけで、仲間に出会った喜びが湧いてきた。

 

スペイン、パンプローナ在住のミゲル。

サンジャン・ピエ・ド・ポーからサンティアゴ・コンポステラまで13日で走るつもりとのこと。1日70㎞…

 

私は、血尿が出ているから、今日は早く休むことを伝えると…

 

返ってきた言葉の中に、ぐさっとくる言葉があった…

 

No limited 

 

身体の中から、エネルギーが湧いてきたことに気づき、自然と走るスピードも上がった。

 

自分への怒りか…

ミゲルへの怒りか…

怒りなのか、喜びか?

自分でも、理由の付けられないエネルギーが走りにつながった。

 

血尿は続いていたが、走り続けたかった。

 

乾ききった土。

カンカン照りの太陽。

走り方など、気にしないで、がむしゃらに走ることが出来た。

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結局、Carrionから17㎞先のCalzadillaまで走ってしまった。

 

気付かないうちに、自分で限界を作っていたことに気付きました。

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宿について、休憩しているところ。

夕方6時頃には、血尿も収束。

これまで絆創膏も、テープもなしで走れました。

 

アルベルゲは、8時頃までに入れば大丈夫な所が多い様子。私は、4時〜6時半頃には宿に入るようにしていました。Albergueは、基本的に予約なしで行きます。

 

満室で断られたAlbergueは、今回ありませんでしたが、8月など、人が増える季節は、様子が違うと思います。

 

 

 

サンティアゴ巡礼・それぞれのアルベルゲ

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Este tunel se iluminaba antiguamente.

Albergue de Castrojeriz,Ultreia.

 

カストロヘリスのアルベルゲ(ウルトレイア)の地下壕。

 

山頂にある城まで、地下道が続いていたそうです。

 

宿のご主人が、昔のワイン絞り機、地下保存庫を伝える姿に、熱いものを感じました。

 

アルベルゲというと、泊まるだけのイメージがありましたが、それぞれの宿で、心意気が感じられ(温度の違いはあります)、朝出て歩きながら、涙が出るときもありました。

 

一期一会ですね。

 

 

スペイン巡礼〜体調管理

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Burgosを8時に出発。

大聖堂の見学は、9時半から。

見学するとなれば、1、2時間は欲しいところ。

 

大聖堂前で、昨夜同宿の3人とお茶して、外からの雰囲気だけ味わう。

 

大都市Burgosを出るには、何度も道を尋ねる。

サンティアゴを示す道標は、大都市には少ない。

 

やっとBurgosを出て、快調に走っていたところ、思いも寄らぬハプニング発生。

 

午前11時頃。

真っ赤な血尿が出る。

 

目に見える血尿は…

人生2度目。

 

以前は、マラソン大会中で、1時間ほど歩き回復した経験があったので、しばらく歩くことに。

 

血尿が出たが、全身状態は悪くない。

尿を見て、体調の変化を感じ、歩いたり、走ったりを繰り返すことになる。

 

水分補給だけは、普段より多めに。

 

水は、どこで補充するか?

街にある店(tienda)

街の中心部か、入口にある泉。

『No portable』と表示されていないところ。

 

5月上旬で、最高気温も20度くらいだったので、500mlペットボトル一本に何度も補充するくらいでした。

 

バックパックに背負った予備のウォーターバックは、手を洗う時に活用。

 

水を頻繁に飲み

内臓に優しい歩き、走りを心がけた結果…

 

何かが、詰まるような尿意は、この日だけ顕著で、翌日からは血尿が薄く残るが、尿の勢いは戻る。

 

血尿が収まるまで、3日かかりました。

 

病院に行かなかったの?と後々よく聞かれましたが、病院に行く選択肢が頭に浮かぶことはなく、全身の血流がよくなる動きを心がけたのも良かったと思います。

 

 

 

 

スペイン巡礼〜教会附属のアルベルゲ

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教会附属のアルベルゲは、二軒目。

勝手な先入観で、教会附属のアルベルゲに、きれいさとか、豪華さとかは、全く期待していなかった。

 

ところが。

 

Burgosのアルベルゲは、きれいで、豪華。

居室も、シャワーも、ラウンジも。

(他のアルベルゲも、きれいな所がほとんどでした)

 

もちろん、居室は2段ベッド。

だが、寝返りしても音が出ない頑丈さ。

 

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同宿の仲間。

ドイツ、イギリス、ブラジル、アメリカ、台湾から集まった方々。

それぞれの英語、スペイン語で、何とか交流^_^

 

ちなみに、カトリック信者の方は3人でした。

 

世話役の女性からは、入宿の際、明朝の出発時間は8時、食事時間の厳守を念押しいただく。

 

厳格だが、とても面倒見のいいママさんでした。

 

Granonから来たことを告げると、サンティアゴ巡礼は、ゆっくり歩く道だ!とあきれ顔。

でも、そのように誰かに言われることは、想定の範囲。

 

ゆっくり走ることで、走る瞑想のように静かな世界があることをスペイン語で何とか説明する^_^

 

 

EMAUS 5€+donertivo

una cama con cena y desayuno

 

 

 

 

 

 

スペイン巡礼路での出会い

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自転車ツーリングの2人と、抜きつ抜かれつ3回顔を合わせる。

 

彼らが、休憩中に私が追いつくパターン。

 

初めて会ったときから、”You are the best!”と盛り上げてくれた2人。

 

お互いに、どこから来た誰かも分からないのに、通じ合う感覚があった。

 

自転車以外では、99.9%の方々が歩くスペイン巡礼の道。

 

彼ら2人からの承認、賞賛が、嬉しかった。

私も、彼らを承認できたおかげで、ほっと胸が温かくなる気がした。

 

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大都会Logronoから出るときは、なんども道を尋ねた。

 

そのうちの1人が、こちらの方。

スペインの川上哲治と、呼びたくなるお父さん。