フランス・スペイン巡礼〜走る旅

フランスからスペイン・サンティアゴまでの巡礼記

巡礼ランナー・ミゲルの教え

f:id:ooshin77:20170709152754j:image

朝から、快晴。

宿を出るときには、上着を着ないと、寒いくらい。

f:id:ooshin77:20170709152954j:image

朝陽を背に、パチリ。

f:id:ooshin77:20170709153149j:image

運河沿いの道で、ジブリ映画を思い出す。

f:id:ooshin77:20170709153359j:image

f:id:ooshin77:20170709153640j:image

サンティアゴまで463㎞。

薄くなったけど、まだ血尿が出ていたので、Carrionで泊まるつもりで歩いていると…

f:id:ooshin77:20170709153940j:image

後ろから、巡礼ランナーのミゲルが現れる。

サンティアゴ巡礼路を走る人に出会ったのは2人目。

 

99%の方が歩くサンティアゴ巡礼路。

ランナーに会うだけで、仲間に出会った喜びが湧いてきた。

 

スペイン、パンプローナ在住のミゲル。

サンジャン・ピエ・ド・ポーからサンティアゴ・コンポステラまで13日で走るつもりとのこと。1日70㎞…

 

私は、血尿が出ているから、今日は早く休むことを伝えると…

 

返ってきた言葉の中に、ぐさっとくる言葉があった…

 

No limited 

 

身体の中から、エネルギーが湧いてきたことに気づき、自然と走るスピードも上がった。

 

自分への怒りか…

ミゲルへの怒りか…

怒りなのか、喜びか?

自分でも、理由の付けられないエネルギーが走りにつながった。

 

血尿は続いていたが、走り続けたかった。

 

乾ききった土。

カンカン照りの太陽。

走り方など、気にしないで、がむしゃらに走ることが出来た。

 f:id:ooshin77:20170709160253j:image

結局、Carrionから17㎞先のCalzadillaまで走ってしまった。

 

気付かないうちに、自分で限界を作っていたことに気付きました。

 f:id:ooshin77:20170709160440j:image

宿について、休憩しているところ。

夕方6時頃には、血尿も収束。

これまで絆創膏も、テープもなしで走れました。

 

アルベルゲは、8時頃までに入れば大丈夫な所が多い様子。私は、4時〜6時半頃には宿に入るようにしていました。Albergueは、基本的に予約なしで行きます。

 

満室で断られたAlbergueは、今回ありませんでしたが、8月など、人が増える季節は、様子が違うと思います。